相互依存とは?
相互依存とは助け合いの関係性のことです。
人にべったり頼るわけでもなく、かと言って自分さえよければいいわけでもない。
『お互いに同じ方向を向いてがんばっていきましょう』
という意味ですね。
バレーボールとかの団体競技をイメージすると分かりやすいですね。一人一人はきちんと自分の仕事をするし、かといって独りよがりでもないわけです。
『そういう関係性を実生活でも実現してしまおう!』というのが相互依存の関係性です。
相互依存の基本はパートナーシップです。
さてここでおさらいですが、依存・自立に共通していることは何でしょう??
勘のいい方はお気づきかもしれませんね。
答えは、どちらも『自分さえよければいい』という立場を取っていることです。
- 依存の立場にあるときは、相手が自分にどれだけ愛をくれるかだけを気にかけます。
- 自立の立場にあるときは、自分がどれだけ有能になってまわりから認められるかをを気にするわけです。
つまり、どちらにも共通しているのは『自分がまわりから愛されたい』という気持ちなのですね。相互依存では、主語が『私』から『私たち』に変わります。
先導のステージ
相互依存の第1ステージは先導です。
つまり、あなたがリーダーシップをとってまわりを先導するステージですね。
というのも一気にみんなが相互依存の関係になれればいいのですが、それは現実的にありえません。
なぜなら相互依存は多くの人が経験したことない関係性だからです。
だから、あなたがまず先陣をきる必要があります。
平等のステージ
相互依存がすすんでレベルが上がると、次は平等のステージにいきます。
平等のステージの人も、もちろんリーダーシップを発揮するのですが、自分が特別だと感じていません。
このステージの人は、
『自分もみんなと同じヴィジョンに向かってすすむ一人のチームメイトだ』
と感じています。
人間的にとてもよくできた社長さんに、このステージの人が多いですね。
一体のステージ
相互依存のステージも行き着くと、自分と他人の境目がなくなります。
- 相手がうれしいとき、自分のことのように喜びます。
- 相手がつらいとき、自分のことのように思いやります。
このステージの人は、『自分がこれだけやったからこれだけもらおう!』とすらも思いません。
マザーテレサのようなイメージですね。 彼女にとっては、がんばった分の報酬が自分に入るかどうかなんてどうだってよかったのです。 ただ、彼女は人の苦しみや喜びをまるで自分のことのようにとらえ、行動した人でした。